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悲しい「堺版」事業仕分け



国や地方自治体の事業仕分けを主導してきた非営利のシンクタンク「構想日本」の仕分け人候補者の一人として、昨年、一昨年と総務財政委員会で再三にわたって、実施をもとめてきた事業仕分けが、「みんなの審査会〜堺版事業仕分け〜」として実施されることになったので、傍聴にいってきました。

4会場に分かれて実施されており、会場を行き来しながら、各会場の議論を聞きましたが、大きな期待を抱いていただけに非常に悲しい思いになりました。

今回の事業仕分けは、国や他の多くの地方自治体と違って、「構想日本」に依頼せず、高額なコンサルタントに依頼をしたようですが、全くコーディネーターがなっていませんでした。

この事業仕分けを本当に各地で一度でも見たことがあるのかな、と思うくらい議論を仕切れないコーディネータがほとんどで、大学生でもできそうな司会でした。
また、事業仕分けの前提となるシートが全く整理できておらず、目的と成果指標が一致していないものがたくさんありました。

例えば、青果市場の管理運営事業の目的は、「市場開設者として市内における生鮮食料品等の流通の円滑化を図り、市民の食生活の安定に資するための運営管理を行うこと」という目的が示されているにも関わらず、その評価指標は何と「使用料」でした。

図書館の管理運営事業については、「市の教育と文化の発展に寄与すること」を目的に示してあるにも関わらず、評価指標は何と「年間個人貸出件数」と「年間来館回数」でした。

多くのシートがこのような状況で本当に怒りを覚えました。
私は「構想日本」の仕分け人候補者の認定を受けた時に、シートを事前につくりこむことがいかに大事かを教えられました。しかし、今回は、その当たり前で基本のキが全くできていませんでした。

非営利シンクタンクの構想日本は数十万円程度の実費しか取らずに基本的にボランティアで事業仕分けをするにも関わらずあえて、堺は、市独自であることにこだわったのか、構想日本を外して、数百万円の費用を払って「高額」なコンサルタントに頼んで「事業仕分け」を行ったにも関わらず事業仕分けのレベルに全く達していません。

まるで流行りだから「事業仕分け」をパフォーマンスでやるようなこのようなやり方は許せません。市長のパフォーマンスで高額の税金を使われるのは納得できません。

「堺版」というこのパフォーマンス自体を「仕分け」する必要があります。
本来の「事業仕分け」をしっかりとやってほしいと思います。

この件については、9月の大綱質疑できつく追及したいと思います。

また、大阪市で事業仕分けが行われた時は平松市長がずっと傍聴されていたにも関わらず、竹山市長の姿が、私の確認した限りでは見えなかったのが残念でした。

 

| 西哲史 | - | comments(0) | - | pookmark |
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