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市議会補正予算案否決と民主党の対応

 本日、議会で補正予算案が否決をされました。

竹山市長の出した補正予算案、公明党等が提出した修正案、そして民主党等が提出した補正予算の3つどもえの議論となり、結果として、全ての案が可決しなかったものです。

簡単に説明すると、
今回の補正予算は、
・市長がマニフェストで示したLRTの中止に伴う減額に関連した部分、
・それとあわせて、生活保護やインフルエンザ対策などについての部分

の大きくわけて二本柱で構成されています。
後者の生活保護やインフルエンザ対策については全ての会派と市長が一致して賛成だったのですがLRTに関連した部分が議論の焦点となっていました。
(そういった意味では多いに賛否の分かれる部分を分割して提案しなかった市長に多いに問題があるといえます)

この3案を大きくわけると
市長の案 LRTの部分は全額減額
公明党、自民党の一部、クリエイティブフェニックスの提案 LRTの減額は全部認めない
民主党の提案 LRTに関連した部分は基本的には減額 
            ただ東西「交通」については調査費をつける
という内容でした。
私は、この補正予算案について詳細に調査しましたし修正案の作成にも関わりましたが、我が会派からの案以外の2案は非常に無責任だと思っています。

まず、△慮明党等が提案した案ですが、
このLRTの予算に関しては約7000万円の国庫補助金が減額対象となっています。
市長が、執行しないと言明している以上、この国庫補助金を減額して国に返還しないのは非常に無責任だと思いますが、北側国土交通大臣の時に獲得した予算だとかで、予算を減額しないことにこだわっています。

また、市長案も無責任だと思っています。
堺市において、「東西鉄軌道」ならぬ「東西交通」の設置は、まちづくりにおいて非常に重要で喫緊の課題だと思います。地域の皆さんとお話をしていても、堺市の交通は、南北に偏り、東西軸がないことは多いに問題だ、との意見をたくさん頂きます。大小路筋の堺駅〜堺東駅間のLRT計画を中止するのは、市長のマニフェストなので、民意を踏まえるべきだと思いますが、それを中止にするのであれば早急に東西交通の対案を考えるべきです。一般財源から拠出する予定だった7千万円を全て減額するのではなくて、一部を東西交通の新しい案を起案するための調査費をしっかりと予算を計上することが、責任ある議会の対応として当然ではないか、との思いで今回提案しました。
(提案趣旨も下記に記載します。作成に関わりましたのでぜひとも読んでいただければと思います。)

三つ巴になり、どの予算も可決しなかったので、年明け早々に、再度臨時議会で議論が行われることになります。
市長は、記者会見で「義務経費が含まれるので早急に通して頂きたいと思っている」とコメントしましたが、この部分に関しては、どの会派も異論がなかっただけに、なぜ分割して提案しなかったのか残念でなりません。

これから年明け早々まで予算の議論が行われることになりますが、責任ある対応をしっかりとできるよう議論に参加していきたいと思っています。

■■■「民主党・市民連合」提案趣旨■■■
『議案第182号 平成21年度堺市一般会計補正予算(第4号)に対する修正案』
提案理由説明

 只今、議題となっております、『議案第182号 平成21年度一般会計補正予算(第4号)』に対し、提案者を代表して、修正案の提案理由説明を申し上げます。
今回、市長が提案されました補正予算における、LRTに関わる減額補正の部分は、67億2千万円であります。そのうち、地方自治法第214条に基づく債務負担行為は、57億9千万円であり、今年度の事業予算は、9億2千万円であります。
竹山市長は、就任後、『堺駅〜堺東駅間の大小路筋に於いて東西鉄軌道を敷設しないこと』は『私の一丁目一番地である』と本会議で答弁をされているところであります。
つまりは、関連予算を執行しないと市長が言明されています。このような状況下で、この堺駅〜堺東駅間の大小路筋に於ける東西鉄軌道に関する債務負担行為の支払い、ならびに今年度の事業予算の執行を市長が行うことは全く想定できません。
 言うまでもなく、地方自治法180条の2に関する部分を除き、予算の執行権限は執行機関である市長にのみに属しているものであります。その市長が執行しないと言明している予算、特に、国庫補助金は、用途を限定されたものであり、少なくとも今年度中には、限定された用途、つまり『東西鉄軌道敷設』や『阪堺線・堺市内路線の公有民営による芝生化』等の実施が不可能であることが、明らかである以上、速やかに国へ返上すべきだと考えます。使うことのない国庫補助金の速やかな減額申請するべきだと我が会派は考えます。
しかしながら、このまま、67億2千万円全額を減額することに関しては認めることができません。堺市の将来を見据え何らかの対応が必要となることは当然の事であると私たちは考えています。既存の鉄道が南北方向に偏る本市に於いて、東西交通軸の強化や、阪堺線堺市内路線との連携によって、人と環境に優しい、利便性の高い公共交通ネットワークの構築を行わなければならないことについては、20有余年に亘って議会で議論されてきたところです。また、環境モデル都市認定を受けて、環境に配慮した公共交通を中心とした交通体系への取り組みが必要なことも喫緊の課題だと考えます。
そこで、大小路の東西鉄軌道案も含めて新しい方策の為、減額2億円を1億8千万円に圧縮し、2千万円の調査委託予算を計上することを修正案として提案するものであります。具体的には、お手元に配布してあります修正案の通りであります。本修正案の意図を十分お汲み取りいただき、ご賛同頂きますようお願い申し上げ、提案理由説明と致します。

| 西哲史 | - | comments(1) | - | pookmark |
Comment
2010/01/12 10:58 AM posted by:
何故LRT減額補正と生活関連の補正予算案がセットで
提案されたのか疑問に思っていました。 別々に議会に諮る事も
出来るのですね。年明けの議会では何はともあれ『生活が一番』で
判断して下さい。 東西の交通網は堺にとって古くて新しい課題です。
ただ、阪堺線の利用者が減ったのは堺東へつながっていないから
では無く、沿線の少子高齢化とマイカー依存と店舗の減少が原因と
思っています。
原因を取り去らずに乗り入れ軌道が出来ても、乗客は増えないのでは
ないでしょうか。
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